人種のるつぼだから、留学も仕事も敷居が低い

一般的に北米人といえば、白人を想像する人が多いかもしれません。事実、カナダにおいてもヨーロッパ系住人、いわゆる白人が75パーセントを占めており、そのイメージは間違ってはいません。しかし、近年は移民も増えていることから、非ヨーロッパ系の住人も増えており、いわゆる人種のるつぼと言われるのがカナダの特徴でもあります。

国全体で言えば、アフリカ系住人つまり黒人は3パーセント、東アジア系住人と南アジア系住人は、お互い5パーセント弱を占めています。それ以外でも、東南アジア系住人やアラブ系住人も近年は増加傾向です。特にこれが顕著なのが、大都市部です。

例えば、カナダ一の大都市トロントは都市圏人口800万人を超える大都会です。この大都会の特徴は、非白人が非常に多いことです。トロントは、人口の50パーセントが白人ではありますが、言い方を変えれば非白人が半分を占めます。つまり、この都市こそ人種のるつぼという言葉が似合うかもしれません。

それからこれは、日本人が留学や仕事でカナダに訪れる際も、かなり敷居が低い国だということが言えます。いろいろな人種の人たちがいるからこそ、どんな人でも受け入れてくれるというのが、このカナダの素晴らしいところです。海外で、学び働きたいと願う人は日本においても増えていますが、治安や人気そしてこの人種動態を見ていくと、ぜひ多くの人に訪れてほしい国の一つです。

様々な人種が集まる国カナダでの暮らし

大自然溢れるカナダを訪れた事がある人なら、その国に多くの移民が暮らしている事に気付かれるでしょう。特にアジア圏からの移民が非常に多く、各地でそれぞれのコミュニティーを作って暮らしています。西側のバンクーバーなどはその典型的な例で、町全体が香港系の移民でいっぱいだったり、中東からの移民で溢れています。

実際にカナダで暮らす日本人の友人がいますが、カナダの経済状況はそれ程明るくなく、仕事を探して続けていくのは至難の業だと聞いています。移民が多くなった分仕事も減りますし、日系の大手自動車会社などもこの不景気で撤退しているようです。

自然が豊かですし、アメリカのような銃社会ではないので、ある程度の治安は守られていますが、それでも凶悪な事件は多発しています。経済が悪化しているため犯罪もそれだけ多くなっているので、日本からの留学生も減っていると聞きます。今後益々移民が増えていくと思われるカナダでは、今後の移民対策や治安保持が課題となっていくことでしょう。